NPO法人 高知県腎臓病患者友の会

一般社団法人高知放送エヌピーオー高齢者支援基金贈呈式に主席し、活動発表をしてきました。

令和３年に助成頂いた透析食料理教室は新型コロナにより中止となりましたが、昨年は新型コロナも第5類となり、感染対策を講じつつ当会の活動がもとに戻ってきております。

昨今、新薬の開発により新規透析導入患者数がやっと減少して参りましたが、糖尿病からの慢性腎臓病患者は以前として増加しており、昨年実施した料理教室の参加者の3/2が透析導入前の患者さんとご家族であり、皆さん食生活に対する不安が大変大きい事を再確認した次第ですので、今年はこちらの基金へ慢性腎臓病患者さんを対象とした料理教室の助成を申請させて頂きました。

内容としましては、慢性腎臓病患者は、腎機能障害が進行するとカリウムやリン、塩分の摂取量に大きな制限があります。そこで、高齢化している慢性腎臓病患者にふさわしい食を家族と共に学んでもらうために、病院の管理栄養士を講師に招いた料理教室を開催します。

調理後は感染症拡大防止の為、距離を取って試食し、栄養士への質問・相談を行い、高齢者やその家族に、制限があっても美味しい調理法を身に着けてもらい、栄養状態の維持に努め、正しい食生活をおくってもらいます。

今年は他にも、国会請願署名活動、臓器移植の啓発、透析食の料理教室、交流会、CKD対策講演会など予定し、腎臓病患者やそのご家族に寄り添って活動していく所存でございますので、どうぞ応援の方よろしくお願い致します。