高腎会案内

NPO法人 高知県腎臓病患者友の会“NPO高腎会” 概要

組織名NPO法人 高知県腎臓病患者友の会
略称NPO高腎会
代表理事品原節夫
役員数9名
所在地高知県高知市越前町2丁目9番6号 坂本ビル1階2号
TEL088-871-2670
FAX088-871-2670
開局時間10:00 – 16:00 [ 月・火・木のみ ]

NPO法人高知県腎臓病患者友の会 定款

定款についてはこちらをご確認ください。

アクセス

お車でお越しの場合 : 台数に限りがありますが駐車場がございます。

主な活動内容

NPO法人 高知県腎臓病患者友の会は腎臓病患者の命と生活を守る活動を行っています。
NPO法人 高知県腎臓病患者友の会 “高腎会” では、腎臓病患者とそのご家族に寄り添った活動を行う事を方針としています。
患者会という立ち位置を最大限に活用し、商業的な目線では難しい活動を続けています。
会員からは、「発症したばかりの頃は1人で悩んでいたこともありましたが、様々な交流会や会報などで同じ悩みを持つ多くの患者さんの意見を伺うことで、心が軽くなりました。」といったお声を多くいただいています。
私たちはこれに甘えること無く、常に「腎臓病患者の命と生活を守る」事を追求していく姿勢で活動に取り組んで行きます。

設立50年の歴史に裏打ちされた活動

NPO法人 高知県腎臓病患者友の会 “高腎会” は、およそ50年前にしました。
設立当時は重度の腎臓病患者にとって最期の治療法である透析の施設も数が少なく、その医療費が高額であったために、よほどの資産家でもない限りは透析治療で命をつなぐという事が出来ませんでした。
透析を続けるために家や田畑を売り払ったり家族が離散するという事も珍しくなく、「金の切れ目が命の切れ目」とも言われた時代だったそうです。
このような状況の中で、全国の腎臓病患者が自ら動く事から始まった患者会活動では、全国腎臓病協議会 “全腎協” が発足し、「腎臓病患者の命と生活を守る」という現在と変わらない目標を掲げて国を始めとする行政への働きかけを行ってきました。
高腎会が設立したのが全国で腎臓病の患者会が設立されていた時期ということもあり、会員の数が年を追って増えていくという時代だったと伺っております。
高腎会も同様に多くの腎臓病患者からご支持をいただき、会員数を伸ばしていきました。
全国の患者会の会員数が増加するのに伴い、腎臓病を取り巻く環境も大きく改善されていきました。
透析に係る医療費に公費による助成が行われ、経済状況に関係なく透析を受けることが出来るようになりました。
さらに。外見上は健常者と変わらない透析患者に対して障害者手帳が交付されるようになり、公共交通機関の割引運賃の適用などが受けられるようになりました。
また、全国の児童に対する尿検査の実施など、腎臓病患者を増やさないという観点からの要望も実現し、腎臓病の予防にも大きく貢献してきました。
しかし時代も変わり、最近では慢性腎臓病が新たな国民病と言われるようになっていますが、まだまだ十分な理解を得られていないのが現状です。
患者会の活動によって受けることが出来るようになった数々の助成や支援についても知られることが少なくなり、新しい患者さんの中には患者会の存在すら知らない方も多くなっています。
そんな中でも、「腎臓病患者の命と生活を守る」という初心に戻り、会員からのニーズに徹底的に応える活動を行い、多くの方々に腎臓病を知ってもらう事により、患者の数を減らしていく活動を続けていきます。
現在でも、健常者と変わらない見た目からなかなか理解してもらえないことも多々ありましたが、地道な努力を続けることで少しずつご理解をいただけるようになり、その結果、現在に至っています。
当初は難しいと言われていた透析医療費の公費による助成も、新しい会員さんにとっては当たり前の事と感じられるようになっています。
このの事は全国の患者会が長年活動を続け、行政機関に対して粘り強く交渉を重ねて来た結果です。
本当に腎臓病患者にとって良い事を追求する姿勢で、これからもブレることなく活動を続けて行きます。